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特徴

モータダンパー


・風量を調整するダンパーで、駆動源に、モータを使用します。
・角型の多翼羽根は対向翼、丸型は単翼です。
・軸出のみ(モータ無)、ON−OFF式、比例制御の機種を完備しています。
・主電圧と制御信号によって、羽根の開度を任意に制御することが出来ます。

仕様

型式 KVD50-M(R)
ダンパー使用条件 静圧:600Pa以下
風速:10m/S以下
接続仕様 角型:共板フランジ、アングルフランジ
丸型:差込み、アングルフランジ(φ200以下は板フランジ)
サイズ 角型:100≦W・H≦2200(共板フランジは、150≦W・H≦2200)  
丸型:φ100≦φ≦400
主材料 ケーシング:溶融亜鉛めっき鋼板(SGHC)
羽根:溶融亜鉛めっき鋼板(SGHC)
軸:みがき棒鋼(SGD)
表面処理 防錆塗料シルバー色(タッチアップ処理)

※電源:AC24V・DC24V・AC100V・AC200V
※リミットスイッチはオプションとなります。

 

【姿図】

【角型】

【丸型】

 

特徴

リニア特性モータダンパー


・平行翼形のダンパーと電子式リニアライズ特性アクチュエータにより正確な風量制御を行います。
・指令信号(例えばDC4〜20mA、DC0〜10V等)に従って直線的に風量を制御します。
・全開時の開口率が高く静圧損失がわずかです。
・コンパクトリモコンパネル(別途)を使用することにより簡単なシステムでリニア特性モータダンパーを制御できます

[風量特性曲線の比較図]

【制御信号-風量特性】
グラフ「A」と「A’」は制御信号「DC4mA(0%)~20mA(100%)」と風量(0~100%)の関係で、中間の制御信号と風量は比例しほぼ直線的になります。

 

【ダンパー開度-風量特性】
グラフ「B」と「B’」はダンパー開度(0~100%)と風量(0~100%)の関係で、開度と風量の特性は異なります。普通のモータダンパーはダンパー開度(%) = 制御信号なので、グラフ中のダンパー開度を制御信号と置き換えれば普通のモータダンパーの制御信号-風量特性になります。

 

注:左記のグラフは何れも一定回転数の送風機とダクト、ダンパーが1系統の場合を想定し、ダンパーの閉鎖に伴ってダンパー前後の静圧差が増大することを前提にしています。送風機を回転数制御にしたり、多系統のダクトのダンパーを別々に閉鎖する様な場合は制御特性は変わります。但し、これらの場合でも一般型式のダンパーの制御特性より、より比例性能に近いゆるやかな風量制御が達成できます。