特徴
・変風量ユニットVAVとはVariable Air Volume、定風量ユニットとは
Constant Air Volumeの略で、静圧が変化しても常に指定(VAV)の、
あるいは一定(CAV)の風量に制御する装置です。
・風量制御ダンパーはダンパー内のオリフィス又はピトー管に発生する差圧を
風速・風量に変換し、ダクト内の風量を一定に保つ様に制御します。
・差圧方式風速センサはスタンダードな流速計の一つであり、
構造がシンプルで高い信頼性を備えています。
・上向き、下向き、水平、斜めなどあらゆる気流方向に対応できます。
【測定原理】
オリフィス方式の場合はダンパー内の内周に沿ったリングを設けその前後差圧を測定します。この場合風上側が全圧、風下側が静圧となります ピトー管方式の場合は風上側に全圧の測定口、風下側に静圧の測定口を設けその差圧を測定します。 圧力には「全圧 = 動圧 + 静圧」の関係があり オリフィスやピトー管に発生する差圧は上記の関係より「差圧(動圧) = 全圧 - 静圧」 となり この動圧は「風速 = C√差圧 :Cは流量係数」 の様な風速との関係となります。 角ダンパーや大型ダクトの場合は多点で風速を測定し、平均化する必要があります。ピトー管方式であれば、 この差圧測定口を多数設けることで差圧が平均化されるため、増やすことで、ダクト内の風速を容易に測定する事ができます
仕様
ダンパー仕様
型式 | KVA/KCA 5000シリーズ |
---|---|
ダンパサイズ | φ100~φ350・150W×150H~1200W×1000H(その他、特型サイズにつきましては御相談ください) |
ダンパー材質 | SUS、塩ビ、塗装も各種対応可能 |
ダンパー性能 | 内外高気密仕様 |
コントローラ仕様
電源 | AC24V±10% 50/60Hz |
---|---|
アナログ入力 | 風量指令0~10V、4~20mA(VAV) |
接点入力 | ①風量設定切替(CAV、SP値4点設定可能) ②制御停止指令 ③ダンパー全閉指令 ④ダンパー全開指令 |
接点出力 | 接点容量 AC/DC60V 400mA ①ダンパー全開接点出力(オプション) ②ダンパー全閉接点出力(オプション) ③状態出力(制御状態時ON・制御停止時OFF)(オプション) ④故障出力(故障の他、電源OFF時ONとなります。)(オプション) |
アナログ出力 | 風速出力 4~20mA(0~10m/s)他 0~10V等 ダンパー開度出力(オプション)0~10V等 |
使用環境 | 温度0~50℃ 湿度20~80%(但し結露しないこと) |
通信 | RS485(Modbus RTU) |
【定風量特性】
【処理風量範囲】
【姿図】
【角型】
【丸型】